[山中湖]湖のほとりの野外上映会『リトル・ダンサー』

毎年恒例、今年は8月9日(土)山中湖・ゆいの広場「ひらり」にて、OPENAIR CINEMA主催の野外上映会が開催されます。

今年は、2000年に公開されたスティーヴン・ダルドリー監督「リトル・ダンサー」のデジタルリマスター版が上映されます。
湖のほとりで、夏休みに観るにはぴったりの作品です。

また、今回の上映会について主催するOPENAIR CINEMA実行委員の坂本さんにインタビューを行いました。

OPENAIR CINEMA制作委員会 坂本さんインタビュー

Q. OPENAIR CINEMAを運営しているメンバーについて教えてください。

この野外上映会については、OPENAIR CINEMA制作委員会として企画・運営しています。キーメンバーとして私を含めた4名で地元の山中湖村で野外映画上映会のイベントを行っています。

団体の目的について、表向きは地域の芸術文化の啓発など偉そうなことを言っていますが、
本来の目的は、いわゆるパブリックアート的な切り口で“野外で自分の好きな映画を上映する”ことです。

映画「ニューシネマパラダイス」のかの有名なシーンを思い浮かべていただければと思います。

Q. OPENAIR CINEMAをスタートしたきっかけ、目的について教えてください。

もともとの始まりは、山中湖にある「山中湖交流プラザきらら」の舞台施設の楽屋等を利用して「うづのみ芸術祭」という公募展のようなイベントを行っていたことから始まりました。
その後、2017年から野外映画上映イベントとして「OPENAIR CINEMA」に形を変えて、現在に至ります。
そのため純粋な映画好きが運営しているというよりも、アート全般を浅く広く観てきたメンバーが実施している、そんなイベントです。

当初の目的としては、映画館ではできない体験を提供するイベントをつくりたいと思っていました。
たとえば「バック・トゥー・ザ・フューチャー part.2」のマーティがJohnnyB.Goodeを演奏するシーンで拍手喝采があったり、「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」でみんなが一緒に歌おうとするシーンで会場のみんなで一緒に歌ったり。
そういった映画館ではできないことをしたいという目的がありました。

今は映画館でも歓声上映を普通に行なっているので、OPENAIR CINEMAとしては、むしろパブリックアートとして公共空間でサプライズ的に映画上映を行うことに、存在価値を感じております。手前味噌ではありますが。

Q. 『リトル・ダンサー』を選んだ理由について教えてください。

本当に個人的な理由になりますが、
我々のメンバーで地元のレストランで飲んでいたところ、偶然、映画に造詣が深い先輩方と出くわしまして、おすすめの映画を聞いたところ「山中湖で上映するとしたらこれしかないだろう」ということでこの作品を紹介されました。2018年頃の話です。

我々はそこまで映画に詳しくないので、あらためて鑑賞したところ、映画のストーリーがイベントのコンセプトとマッチしていて「これは上映するしかない」と考えてました。当時は、配給元がなく上映ができなかったのですが、昨年、デジタルリマスター版の配給が決まりまして、配給先に問い合わせたところOKが出たので、今回上映できることになりました。

レジャーシートやアウトドアチェアを持参して、それぞれのスタイルで鑑賞してみてはいかがでしょう?

すその一箱古本市を主宰するぞうさん書店の出店もあります。

ストーリー

1984 年、イングランド北東部の炭鉱町。母を亡くした 11 歳の少年ビリーは、炭鉱労働者の父に言われ、ボクシング教室に通わされている。ある日、 偶然目にしたバレエ教室のレッスンに興味を抱いたビリーは、女の子たちに混ざってこっそりレッスンに参加するようになる。そしてビリーはバレエの先生ウィルキンソンによってバレエ・ダンサーとしての才能を見い出され、彼女の指導のもとでめきめきと上達していくが……。


野外上映会『リトル・ダンサー』

日時:2025年8月9日(土)
会場:ゆいの広場「ひらり」(山梨県南都留郡山中湖村平野98-1
鑑賞料:無料
主催:OPENAIR CINEMA
Official :Web Instagram X Facebook
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