沼津市でフリーウエディングのプロデューサーをしている秋山ヤスミさんによるコラム第3回です。
3月から始まったコロナ禍でウエディング業界も大きな打撃を受けました。
私自身もウエディングプロデューサーとして、不確実な数か月先の約束も守れないことに悩み、
すべてのパーティーと撮影の延期を新郎新婦にお願いし、
その辛さで頭が真っ白に!
これこそまさにジェットコースター。
人生の急降下!
当分の収入も見込みなし!
何も考えられなくなり4月のほとんどを家の中で過ごしてました。
暇を持て余すティーンエイジャーの春休みのように部屋着のまま、
リビングのハンモックと同化して
沢山の本を読み、
沢山の映画を観て、
沢山の音楽を聞き、
何十年ぶりに自分を解放したおかげで
拓くための新しいツールを見つけられました。
#ポジティブ
本を閉じてハンモックから抜けだして
無言のままリビングの床に立ち上がり、
はじめて?
いや、本当に久しぶりに自分の足元を見たのです。
出来て当然と思っていたことが、ひとふきの風で消えてしまうとわかった今、
ゆっくり足元を見ながら歩いていくことが一番大事ではないのかと思いました。
私が大事にしたいのは“家族”。
それは自分のルーツでもある家族もそうですし、
これから結婚する新郎新婦も新しい家族。
後、昨年ウチのウエディングを挙げた5組の花嫁が
今年子供を産み、家族を増やしてます。
そんな家族のために
“出来そうな事を無理してやらせないこと”
とりあえず、今の生活スタイルを見直しながら、恐れず楽しむことを当分PiLOTwedddingのモットーにしていこうと思います。
(コロナが終わった時には“出来そうなことを片っ端からやらせる”に変更します笑)
つまり、結婚式も最初大人数だったものを少人数に限定し、
コロナの隙間を狙って行うのはウチらしくないので、
家族婚以外は本当に落ち着くまでやらない意思です。
その代わりお二人には沢山の思い出をつくってもらいます。
(ここは企業秘密)
自分の家族とは、母と2人で畑を始めました。
草刈り機や耕運機を使いこなせるようになりました。
土を耕し種をまいて、収穫したものを料理して食べる喜びや、畑を荒らす猪除けの柵をつくったりと
特別な体験になった今年となってます。
不思議ですね。
今までいつでも出来たことなのにコロナのおかげでやっと今、背中を押されたのも尊いです。
みなさんもぜひ家族との時間を大切にしてみてはいかがでしょうか?
きっとなりたい自分に近づけるそんな未来が待ってますよ。
文・秋山ヤスミ
PiLOT order wedding
小さな結婚式プロデュースとアメリカヴィンテージウェディングドレスレンタル
営業時間:10:00 〜20:00(予約制)
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