[長泉]70歳で絵筆をとったおばあちゃん画家・丸木スマの世界

《せみが鳴く》1952 年  原爆の図丸木美術館蔵

4月24日(土)より、ベルナール・ビュフェ美術館「わしゃ、今が花よ 70歳で開花した絵心丸木スマ展 」が開催されます。

1875(明治8)年広島県安佐郡に生まれた丸木スマ。彼女は、70歳を過ぎて初めて絵筆をとりました。

スマの描いた絵があまりに「おもしろい」ので、家族がその絵を女流画家協会展に出品すると入選を果たし、その天真爛漫な絵は評判を呼び、「おばあちゃん画家」として注目を集めます。

《ひまわり》制作年不詳  原爆の図丸木美術館蔵

絵を描くことに魅せられたスマは、
「絵を描きはなえてから(はじめてから)、面白うての。こりゃ、まだまだ死なりゃせん思うて。わしゃ、今が花よ」と言いました。
そんなスマの姿からは、いつでも新たに芽吹くことができる人間の可能性と、生きることのすばらしさが伝わってきます。

農家に生まれ、嫁いでからは家業の船宿農作業で休みなく働き、三男一女を育てたスマ。本展では絵を描くことが生きるよろこびとなっていったスマのことばの数々も紹介します。

スマが愛し、謳歌したその絵の世界をお楽しみください。

《めし》1950 原爆の図丸木美術館蔵

わしゃ、今が花よ 70歳で開花した絵心丸木スマ展
会期:2021年4月24日(土)~9月28日(火)
会場:ベルナール・ビュフェ美術館(〒411-0931 静岡県長泉町東野クレマチスの丘 515-57
連絡先:055-986-1300
開館時間:[4月~8月]10:00~18:00[9月]10:00~17:30 ※ 入館は閉館の30分前まで
入館料:一般 1,000 円/高・大学生 500 円/中学生以下 無料
休館日:水曜日(2021年5月5日(水)は開館し、5月6日(木)に休館します)
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[クレマチスの丘]
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