[沼津]アートの新たな扉開く、三人「異界訪問譚」

10月12日からモンミュゼ沼津「異界訪問譚」がはじまりました。アーティストの上田風子、上路市剛、草井裕子の三人展。

「異界」とは、私とあなた、人と動物、過去と未来、あの世よこの世…交わらないもうひとつの世界を指します。
アートを通して日常とは異なる世界への扉を開いて欲しいという願いが込められた展覧会、新たな世界をのぞいてみましょう。

作家プロフィール

上田風子|Fuco Ueda
1979 年栃木県生まれ。東京都在住
少女が体験する現実と幻想の入り混じる白昼夢のような情景を独特な色使い、配色で描く。イメージの氾濫に翻弄され、どこにもない場所へ接近できる喜びがあると、私的な感情で描かれる作品は、反面、物質・情報が飽和した近、現代に生きる同時代の人々にその現実の鏡として共感を生み出す。

上路市剛|Ichitaka Kamiji
1992 年大阪府生まれ。東京都在住
彫刻や絵画など過去の名作をモティーフにして、そこに込められた美意識を抽出し、リアリズム彫刻へと創り変える。過去の名作を翻訳するこのシミュレーションを通して、人物表現に隠され た作者の秘めたる意図や拘りを暴き出す。そこに存在する普遍的な「美」の探求を通して、モティーフ、その作者、それを鑑賞する観衆それぞれとの交流を試みる。

草井裕子|Yuko Soi
1985 年香川県生まれ。静岡県御殿場市在住
細く細くとがらせた色鉛筆の先端で描かれる細密な描写によって描かれる抽象画は、無作為にに選んだ大小様々な紙に切々と刻むことで日常の詩を紡いでいる。使っている素材も描いてる線もシンプルながら無限の広がりを持つ静謐な作品は、普段忘れている心の奥の声を呼び起こす。

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[異界訪問譚 もうひとつの世界を見る 作家たち]
会期:2024年10月12日(土)〜12月21日(土)10:00〜17:00(入館は16:30まで)
会場:沼津市庄司美術館(モンミュゼ沼津)(静岡県沼津市下一丁田900番地1
休館日:月曜、※ ただし、10月14日(月祝)、11月4日(月祝)は開館。10月15日(火)、11月5日(火)休館
主催:沼津市庄司美術館(モンミュゼ沼津)
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