[裾野]福屋酒店/グラパショー2020審査員特別賞受賞

Photo by summit

裾野市福屋酒店の包装紙が、JAGDA静岡(公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会 静岡地区)が主催する「グラパショー2020(6th Graphic Designer’s Power Show 2020)」審査員特別賞(木住野彰悟審査員特別賞)を受賞、さらに「日本パッケージデザイン大賞」で入選を果たしました。

今回、デザインを担当したアートディレクター/グラフィックデザイナー齋藤 智仁さんに、くわしいお話を聞きました。

福屋酒店では、店主自ら試飲・視察を通じて厳選した、全国各地の日本酒クラフトビールワインを取り揃えています。
今回、包装紙デザインのリニューアルにあたって、齋藤さんに依頼。2020年から、この包装紙を使っています。

福屋酒店のご夫婦と齋藤さん、偶然にもほぼ同時期に都内から裾野市へ戻ってきた三人。この包装紙は、パートナーとして、三人四脚で作り上げた“福屋酒店らしさ”を伝えるデザインとなっています。

パッケージに描かれているのは、米、麦、水、杯…と、酒づくりに関連するものがモチーフになっています。齋藤さんが、実際に色紙を切って、5種類の紙箱に包装したらどう見えるか調整しながら、どの箱に包装してもきれいに見えるようにモチーフの配置を探ったそうです。
モチーフの色は、水と緑と土を連想する3色。自然と山が好きだという福屋酒店のお二人にぴったりの配色です。

「今回、リニューアルにあたって、見る人によって新しくも古くも見えるデザインを目指しました。それによって長く愛用してもらいたいという思いがあります。
店内にあるお酒は、誕生した背景が魅力的だったり、縁(ゆかり)のある商品なんです。お店に置く理由がきちんとある。
そう思えるお店だからこそ、お酒を贈ることが特別ではなく、日常であってほしい。そのために、どんなシーンでも馴染むようなデザインを目指しました」(齋藤)

こちらは福屋酒店の店舗のほか、ネットショップで購入した商品の包装にも使われています。

制作クレジット
 
クライアント:福屋酒店
デザイン:齋藤 智仁(summit)WebInstagram


参考 2021年度受賞作品日本パッケージデザイン大賞

参考 「JAGDA静岡グラパショウ2020」入賞作品紹介JAGDA静岡

福屋酒店公式サイト
Photo by summit

[福屋酒店]
住所:静岡県裾野市平松412−1
営業時間:[火曜〜土曜]10:00〜20:00/[日曜・祝日]10:00〜18:00
定休日:月曜
Official:WebInstagram