[コラム]growbooksのそろそろ6冊

かつて富士市にあった、今は店舗を持たない本屋growbooksによる“最近入荷した6冊”


〈雑誌〉ケトル vol.54「みんなの大好き」入荷しましたー!
新型コロナウイルスによって、これまでの生活が一変してしまいました。
多くの情報が行き交い、奔走する日々が始まって、さまざまなものと距離を取らなければならなくなりました。
命を守るためには、“不要不急”を避けなければならない。
その中には、誰かにとって何よりも好きなものがあったはず。
そして、その誰に頼まれなくても好きでいたいものについて、あらためて考えた時間が生まれた人は少なくないはずです。
みんな、うちには閉じ込めきれない“大好き”を持っている。
そんな“大好き”たちを思って作られた、今日を忘れない為の特別編集号です

ケトル vol.54』 太田出版 刊


〈コミック〉ガールズ・ミーツ・超能力。いとうひでみ 著「class X」入荷しましたー!
PARCOイベントのキービジュアル、
雑誌や書籍、
CDジャケットのアートワークなど、
幅広く活躍するイラストレーターいとうひでみ。
以前より独自のテーマとし取り組んできた“超能力”と“少女”の世界を漫画化!
シュールでロマンチックな表現と加速する展開に目が離せない、面白さ100%濃縮の規格外のデビュー作!

class X』いとうひでみ 著 左右社 刊


〈雑誌〉POPEYE issue880「SUMMER READING 2020 -ポパイの読書案内-」発売入荷しましたー!
サマーリーディング、ってのはその名のとおり、夏に本を読もうっていう習慣だ。
思えば僕らも、夏休みには学校の先生から課題図書を言い渡され、読書感想文を書いた。あれはとっても苦手だった…。
本というのは、読む“べき”ものなのか?“たくさん本を読みなさい”なんて教えもいまいちピンときていなかった。
僕たちの一生は短い。何かに流され、漫然と多読に費やすなんてゴメンだ。
何冊読んだかを問題にしたいのではなく、僕たちはただ、いい本に出合いたいだけ!
読みながら考えが浮かび、読み終わっても、寝て起きても、まだその本が言っていることを考えてしまい、また読み込む。そういう自分にとっての良書、人生でどれだけ出合えるだろうか。
ポパイのサマーリーディング、いま読みたい本を探す特集号!

『ポパイ No. 880 』マガジンハウス 刊


〈書籍〉私たちに理不尽を押し付けてくる日本。根深い男社会。田房永子 著「男社会がしんどい -痴漢だとか子育てだとか炎上だとか-」入荷しましたー!
痴漢犯罪、保育園不足問題、夫婦の家事分担etc…
理不尽な背景には“男社会”の悪影響がハッキリとある。
2020年、新型コロナウイルスによって世界は大混乱に陥っている。
中でも日本政府の対策の甘さは海外メディアからも心配されるほど。
政府が補助金・助成金を出す対応を早急に行わなかったために、お店を閉めたり仕事をやめなければいけない人が続出。
そんな現在から見ると、未曾有のウイルスがやってくる前から、女性が国に助けてもらえないのは当たり前で、その社会労働力は軽視され、切り捨てられてきた。
女性たちが苦しむことを前提として成り立っている“男社会”はこの非常時、その苦しみをさらに多くの層に広げる…。
女性の話に聞く耳を持たない社会。
結局、国は助けてくれない。
わかろうとしないから、対策も的外れ。
この理不尽な社会システムを変えるには、男性も女性も性別も年齢も関係なく、まずは「男社会がしんどい」ことをしっかり感じるところからしか始まらない!

『男社会がしんどい -痴漢だとか子育てだとか炎上だとか-』田房永子 著 竹書房 刊


〈雑誌〉illustration NO.227「人を描く」発売入荷しましたー!
イラストレーションの世界において、
重要な位置を占める人を描く仕事。
モチーフは同じですが、
描かれる人々はイラストレーターによって千差万別です。
雪下まゆ、一乗ひかる、牛久保雅美、オートモアイ、寺本愛、矢野恵司。
人を描き続ける注目のイラストレーターアーティスト。
彼女たち、彼たちはどのように“人”という存在を捉えて、具象化しているのかを掘り下げる特集号!

『illustration NO.227』 玄光社 刊


〈書籍〉“私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?”その16文字から始まった、沼のような5年間。カツセマサヒコ 著「明け方の若者たち」入荷しましたー!
明大前で開かれた退屈な飲み会。
そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。
本多劇場で観た舞台。
『写ルンです』で撮った江の島。
IKEAで買ったセミダブルベッド。
フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。
世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなはずじゃなかった人生”に打ちのめされていく。
息の詰まる満員電車。
夢見た未来とは異なる現在。
高円寺の深夜の公園と親友だけが、救いだったあの頃…。
それでも、振り返れば全てが美しい。人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚!

『明け方の若者たち』カツセマサヒコ 著 幻冬舎 刊

growbooksの近況
ぼんやり喫茶tabilionに2代目しまおまほ(tabilion店主 )推薦図書、多数入荷しております!

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