[長泉]三人の絵本画家「こわくて、たのしいスイスの絵本展」

エルンスト・クライドルフ 絵本『花を棲みかに』より 小さな絵本美術館蔵

 19世紀以降、印刷技術の革新ともにたくさんの絵が入った子どもたちのための本が出版されました。そのなかでも、スイスからたくさんの素晴らしい絵本が生まれました。
4月8日(土)より、長泉町・ベルナール・ビュフェ美術館では、スイスを代表する3人の絵本画家の展覧会がはじまります。

花々を装飾的に擬人化した『花のメルヘン』などで絵本画家の先駆けとなったエルンスト・クライドルフ
軽やかで勢いのある線で動物たちを描いて人気を博したハンス・フィッシャー
グリム童話の絵本『おおかみと七ひきのこやぎ』はじめ、あたたかくユーモアあふれる絵で表現したフェリックス・ホフマン、
今や「クラッシック」ともいえる彼らの絵本は、見る人を惹きつけてやまない、ちょっとぞくぞくするこわさわくわくする楽しさ、うっとりする美しさにあふれています。

長野県岡谷市にある「小さな絵本美術館」の協力のもと、フィッシャーの原画やクライドルフの初版リトグラフ、ホフマンの手描き絵本など約130点で、スイスを代表する3 人の絵本の世界を紹介します。

フェリックス・ホフマン 絵本『おおかみと七ひきのこやぎ』より 小さな絵本美術館蔵 © フェリックス・ホフマン
ハンス・フィッシャー 絵本『こねこのぴっち』より 小さな絵本美術館蔵 © ハンス・フィッシャー

[こわくて、たのしいスイスの絵本展 ~クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界~]

会期:2023年4月8日(土)〜7月2日(日)10:00〜17:00 ※ 入館は閉館の30分前まで
会場:ベルナール・ビュフェ美術館(静岡県駿東郡長泉町東野 クレマチスの丘515-57
休館日:水・木曜 ※ 5月3日、4日は開館
入館料:[大人]1,200円/[高・大学生]600円/中学生以下無料