すっかりご無沙汰してしまいましたが、あっという間に7月に入り夏到来ですね。
コロナ禍のおかげで生活リズムがすっかり一転しまった今日この頃ですが、
イベントなどは規模を縮小したり感染対策をしたりなど主催者の方たちや出店者の方たちが涙ぐましい努力をしながら少しずつですが開催しております。
私は、普段の活動の中では「ぞうさん書店」という屋号で一箱古本市(*)という個人で古本を販売するイベントに出店したり、自分でも一箱古本市を主催したりしています。
できるだけ普段でも着物を着る機会をつくりたいと日々思っている中で、今年の春には2か所、一箱古本市で着物を着て参加することができました。
1つは小山町で豊門公園の中にある豊門会館という歴史ある建造物の中でWe are Oyama主催の「豊門マーケット」で一箱古本市に出店。そこで選んだ着物はモンドリアン柄の幾何学模様です。現代アートとモダンな洋館の雰囲気がぴったりあうだろうなあーとワクワクしながら着付けました。
実はこの着物、デザイン性が強くてなかなか着る機会がなくてしばらく寝かせていました。まさかこんな素敵な場所で着られるとは思わなかったのでとてもよい思い出になりました。
もう1つは裾野市で「はじまりの森in興禅寺」こちらも歴史のあるお寺でのマルシェの開催で、境内の中での一箱古本市でした。
こちらでの着物は、テーマは「和」ということで大好きな鳥獣戯画の模様で、帯は春の訪れを感じるつばめです。手紙の帯留めを付けて、「つばめが春の便りをお届けします」というイメージのコーディネートでした。
こんな風に季節を取り入れたり、形式にとらわれず自由な感じで着物を着ることが大好きです。
イベントで着物を着るのはなかなか大変なのですが(なにせ朝が早い。みんなの倍、支度に時間かかる)、
見てくれた方たちが「着物っていいなあ」、「素敵だなあ」、「私も着てみたいなあ」とか着物に興味を持ってもらい、着物人口が増えれば嬉しいので頑張って着ています。
夏といえば、「浴衣」ですね!
文 中川泰子
裾野市内で開催されるマルシェやイベントで「すその一箱古本市」主催。
屋号「ぞうさん書店」で各地イベント古本市に出店。たまに着物で出店しています。趣味:映画は映画館で見る派