一箱本棚オーナー制による私設図書館「みんなの図書館 さんかく沼津」の棚をOn Ridgeline として借りています。そこで起きたいろいろなことを月に一度お知らせしたいと思います。
「さんかく沼津」オープンからひと月、訪れる機会は少ないですが、だからこそたまに訪れると棚が変わっていることにも気づきます。
この一ヶ月の間に、本の冊数も増えたようで、さらに棚のデコレーションも気合いが入ったものも増えているような…。
日によってはお店番さんもいらっしゃって、
店番さん「はじめていらっしゃったんですか?」
私「いや、この棚のオーナーなんですよー」
店番さん「あら、私ここの棚なんですよ」
といった感じで、オススメの棚や最近借りた本の話題など、行けば誰かと本を通してお話する機会も多いです。それが不思議と自分の関心事と共通したりして、情報交換の場になったり。
先日も『シネマ・ウィズ・カクテル』という本を借りたら、その後、別の場所で本棚オーナーさんと偶然出会いました。飲食店のオーナーさんということで「気になるカクテルがあればリクエストしてくださいね」なんて、ドキっとする素敵なやりとりもありました。
ちょうど、前日に牧之原市にオープンした「牧之原市立図書交流館(いこっと)」へ視察に行った話をしたところ、スタッフさんが「‥それって」と言いながら、一冊の本を出してくださいました。
『いまはまだない仕事にやがてつく君たちへ 建築家・三浦丈典が未来への悩みにこたえる』
三浦丈典 著 彰国社 刊
参考 「交流・学びの拠点」図書交流館「いこっと」が開館します牧之原市
スタッフさんが言うには、あるオーナーさんから「いこっと」の話を聞き、設計を担当した設計事務所スターパイロッツの三浦丈典さんの本をオススメされたんだそうです。
後日、私が「いこっと行ってきたんですよ」と話をしながらいこっとの写真を見せてくれたこと。
偶然にしてはできすぎている!! と、お互い顔を見合わせて笑ってしまう始末。
ここで起きるできごとは、いつも不思議な感覚をおぼえます。
そして、5月の選書を入れ替えました。
今年は早い梅雨入り & 五月病シーズンということで、今月のテーマは「人生相談」です。いろんな相談ものを集めてみました。
そして、感想ノートにもメッセージがちらほら。とてもうれしかったので、お返事を書きました。
感想ノートのやりとりは、なんだか小学生時代の交換ノートみたいで、楽しいです。
みんなの図書館さんかく沼津
営業時間:[平日]9:00〜19:00/[土曜]10:00〜17:00 ※ 土曜は隔週営業
住所:静岡県沼津市高島町15−5 ぬましんCOMPASS 1F
Official:Web/Instagram/Facebook
写真と文 森岡まこぱ
御殿場市在住。フリーランスで編集・執筆を行う。現在、On Ridgeline 運営中。
https://note.com/makopa