[三島]ヴァンジ彫刻庭園美術館が持つ“ユニバーサル”な可能性とは?未来像とは?

現在休館中のヴァンジ彫刻庭園美術館による特別企画「鑑賞・観光・感動 ―彫刻庭園美術館のユニバーサルな可能性について考える2 日間」が開催されます。

ヴァンジ彫刻庭園美術館は、静岡県東部の文化芸術の拠点として開館より20 年間にわたりさまざまな活動を行ってきました。2021 年10 月より静岡県に無償譲渡を含む支援の要請を行い、施設や作品のメンテナンスを目的としたクラウドファンディング美術館存続に向けたアンケートを実施してきましたが、2023 年4 月現在、いまだ結論にはいたっていません。

「自然と彫刻が融合し、そこを訪れる誰もが幸せな気持ちになる、みんなの広場に育ってほしい」というヴァンジ彫刻庭園美術館創設当時のビジョンのもと、来館するすべての人が居心地よくすごせる “ユニバーサル” な庭園美術館を目指し、視覚障害のある方に向けた音声ナビゲーションアプリ「ナビレンズ」の導入や、「ふれる作品鑑賞」などを実施し、可能性を探ってきました。

今回は、これまでの活動や施設の必要性を探る機会として外部講師を招いたトークイベントを開催します。

1.広瀬浩二郎× 柳田邦男 “ユニバーサル” な鑑賞体験の場としての可能性

日程

日時:5 月28(日)14:00-16:30 ※受付は13:30 より開始
講師:広瀬浩二郎、柳田邦男
会場:三島市社会福祉会館 4 階 大会議室(三島市南本町20-30)
参加料:無料
定員:80名

内容

国立民族学博物館の教授であり、自身も全盲である広瀬浩二郎氏と、ノンフィクション作家である柳田邦男氏を招き、ユニバーサルな鑑賞体験の場としての可能性について考えます。広瀬氏には、自身が提唱する「ユニバーサル・ミュージアム」について、また「ふれる鑑賞」の重要性などについて語っていただきます。また、医療や教育に深く携わってきた柳田氏の視点から、当館が子どもから大人まで多様な人を受け入れられる可能性を多分に含む文化施設であり、福祉や医療、教育といった観点からも活用の可能性があることを提示します。広瀬氏、柳田氏による対談も予定しています。

2.ミュージアム× ツーリズム ユニバーサルツーリズムの拠点としての可能性

日程

日時:6 月4 日(日)14:00〜16:30 ※受付は13:30 より開始
講師:一井崇、久保田美穂子、広瀬浩二郎 ※他外部の方参加の可能性あり
会場:三島市生涯学習センター 講義室(静岡県三島市大宮町1-8-38
参加料:無料
定員:100 名

内容

当館の新たな可能性として、「ユニバーサルツーリズム」を取り上げたトークイベントを行います。ユニバーサルツーリズムの研究者である一井崇氏、久保田美穂子氏による講演から、「ユニバーサルツーリズム」という視点を学んだのち、後半では広瀬氏を含めた座談会を行い、ユニバーサルツーリズムの拠点として、ヴァンジ彫刻庭園美術館にどのような可能性があるのかを検討します。


[鑑賞・観光・感動 ―彫刻庭園美術館のユニバーサルな可能性について考える2 日間]

主催:ヴァンジ彫刻庭園美術館
イベント申し込み方法:公式サイト内各申し込みフォームより
Official :Web
※ イベント参加者に限り、当日午前中にヴァンジ彫刻庭園美術館の庭園を見学ができます(有料)。ご希望の方は予約時にお申し込みください。


[クレマチスの丘]

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